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2020/09/21 14:15

2020年9月21日(月・祝)放送の大竹まことさんの「ゴールデンラジオ!」にて、(店主の話と)ポーランドの音楽が紹介されました!嬉しいですね~パチパチパチパチ~

 

なぜこの曲がかかったのか!?

については色々な事情があるのですがその裏話は後日するとして、まずはこの曲の歌詞をご紹介したいと思います!

 

(日本語訳はポーランド語のあと)

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O Kutno!                        

 

Jakie to smutne, jakie to smutne,    

Wysiadła miłość ze mnie za Kutnem!            

Jeszcze w stolicy wsiadałem na Głównym  

Z uczuciem uczuć kolosom równym.             

Za Kutnem pociąg stanął i cześć -   

Wysiadła miłość i poszła gdzieś.      

                           

O Kutno, o Kutno, Wyprałoś mnie z uczuć jak płótno.        

O Kutno, okrutne Kutenko, Odjęłoś mi miłość jak ręką.    

             

Próżno w Toruniu czeka dziewczyna,

Zbiegłej miłości mojej przyczyna.    

Jaki to smutek, ach, jaki to smutek,

Gdy od przyczyny się urwie skutek!             

             

Co robić, człowiek nie wie już sam.

O, jak ja znam to, jak ja to znam!     

             

O Kutno, o Kutno, 

Wyprałoś mnie z uczuć jak płótno.  

O Kutno, okrutne Kutenko, 

Odjęłoś mi miłość jak ręką.  

 

Jak to się stało, no, jak to się stało, Że serce Kutna nie przetrzymało?   

Co jest w tym Kutnie, no, co jest w tym Kutnie,      

Że ono nieraz jak nożem utnie?       

             

Aczkolwiek kiedyś było i tak - Z Grudziądzem miałem podobny fakt.     

             

Grudziądzu, Grudziądzu, Tyś serce mi zrobił z mosiądzu.

Grudziądzu, okrutny Grudziążku, Uczucieś ukrócił w zalążku.      

             

Aczkolwiek kiedyś było i tak - Z Krakowem miałem też taki fakt.             

             

Krakowie, Krakowie, Tyś pustkę mi zrobił w alkowie.     

Krakowie, okrutny Krakówku, Miłościś mej miejscem pochówku.           

             

No tak... tak, tak...     

            

歌詞Jeremi Przybora 作曲Jerzy Wasowski

ラジオで流れたバージョンの歌はGrzegorz  Turnau

原曲の歌はたぶんBronisław Pawlik (たぶん60年代の曲)

 

 

ここから日本語訳です。(素人の翻訳なのでご了承を)

下にyoutubeリンクも貼ったので是非音楽も一緒に聴いてみてください。

 

 

ああクトノ!

 

(1番)

なんと寂しいこと!

クトノを過ぎたとたん急に愛情が僕のもとを離れてしまった!

僕がまだワルシャワ中央駅で電車に乗った時には、

さながら神話の巨人のような揺るぎのない気持ちだったのに

クトノを過ぎて電車がちょっと停まった瞬間「それじゃ」って

愛情が降りて、どこかに行ってしまった・・・

 

(サビ)

ああクトノ!ああクトノ!まるでキャンバスのように僕の感情を白紙にしやがって

ああクトノ!君って残酷なやつだよ、僕から愛情を引きちぎりやがって

 

(2番)

トルンで待ちぼうけしている女の子がいる。愛情の対象だった子だよ。

因果がセットではなくなってしまった時のなんと寂しいこと!

どうすりゃいいか自分でももうお手上げ。この気持ち、分かる分かる!

 

(サビ1番繰り返し)

 

(3番)

なんでこんなことが起きてしまったんだ、僕の心がクトノに屈してしまったなんて!

いったい、ぜんたい、このクトノというやつは何者なんだ

まるでナイフのようにバサバサと切ってしまうんだ

 

・・・

ちょっと待てよ、いつかのグルジョンツで同じようなことがあったけ

 

(サビ)

ああグルヂョンツ!君は僕の心を金物のようにカチコチにしてしまった

グルヂョンツ、君って残酷なやつだよ、芽が出る前の感情を刈ってしまうなんて

 

(4番)

ちょっと待てよ、いつかのクラクフでも同じようなことがあったっけ

 

(サビ)

ああクラクフ!僕が寝室で一人ぼっちなのはお前のせいだ。

クラクフ、君は残酷なやつだよ、僕の愛情の墓場よ!

そう、そうなんだ、そうなんだ・・・

 

 

 

この曲、単純な歌詞に見えてやっぱりPrzyboraさんの詩はアートで深すぎてなかなか理解が追いついていませんでした。

お客さんで来てくれる優しいポーランドの方に改めて歌詞の意味を聞いて、「あああああー!!」って何度も隠れた意味を見つけてはフフフと二人で笑い、これは是非ご紹介したい!!と思っていました。

まあ素人が日本語にするとポーランド語の良さが全て消えましたが。泣

 

皆さまは、この歌が何をいっているのかどんな印象を持たれましたでしょうか。

 

おそらくこの歌は、気がうつろいやすい男が、冷めちゃうのは全部その土地のせいなんだ!とポエティックに責任転嫁をする素敵な歌です。笑

 

離婚歴の多いPrzyboraさんらしい、きっと実体験に基づいた歌なのでしょう。

 

とはいえ、デートに向かう途中家を出て電車にのったら、「アレあの子のこと実はそんな好きじゃないかも」っていう経験は誰しも少なからずあるんじゃないでしょうか。

 

そんなときは、この曲のようにその土地のせいにしちゃいましょう。

 

 

ここに登場する「クトノ」も「グルヂョンツ」も「クラクフ」も「トルン」も全部ポーランドの町の名前です。

タイトルにもなっている「クトノ」はポーランドのほぼ真ん中にある町です。

ただ、ポーランドの中でも地味(※ごめんなさい)過ぎて逆にものすごい存在感を放っているんです。

おお、そこをつくかPrzyboraさん、さすがだねえ!って感じです。

 

ポーランドにとってのクトノは東京で考えたときの「分倍河原」みたいなものか。

京王線と南武線の乗り換えでなんかたまーに駅は利用するんだけど地味だなー(※分倍河原もとてもいい町です)という、そんな町です。馬喰横山とか。

 

ポーランドを電車で旅行したことがある方は、おそらく乗り換えの時にクトノという名前を見たことある人も多くいるのではないでしょうか。

私も乗り換えで時間がありすぎでクトノ駅の周りを散歩した時、何もなさすぎな絶望的な風景が逆に印象に残っています。(たぶんあれはクトノ駅←記憶があやふや)そしてあのマズかった駅の売店のオープンサンド。。。そして、数年は掃除も修理もせず放置されていたであろう駅のトイレと、見たこともないような壊れ方をした便器。。。もう綺麗になっているのかな。今となってはいい思い出です。

 

 

もっとマニアックな話とかポーランド語のlost in translationな部分(言い訳)とかポーランド語個人的萌え萌えポイントとか書きたいことは山積みですが、また後日ということでご興味ある方ぜひ戻ってきてくださいませ。


 

 

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